二十四節気のうちの一つ。
新暦11月8日頃で、旧暦十月(亥の月)の正節です。

イチョウの落葉
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太陽が黄経225度の点を通過する時を指します。

中国の五経の一つ『礼記』月令には、この日に天子は群臣を率いて北郊に赴いて冬を迎え、公務の殉職者を賞し、遺族を慰労するとあります。

この日から冬に成ります。

実際には実りの秋の真っ最中で、平地の紅葉が始まっている頃ですが、西高東低の冬型の気圧配置になったり、木枯らし1号が吹いたりもします。

この時期の、春のような穏やかで暖かな日のことを、「小春日和」といいます。
俳句の季語で、立冬の朝のことを「今朝の冬」といい、立冬の日を「冬に入る」「冬来たる」といいます。

春と冬が同居する、不思議な時期です。

凪ぎわたる地はうす眼して冬に入る
飯田蛇笏
立冬のことに草木のかがやける
沢木欣一
立冬の角きっちりと楷書かく
榎田きよ子