秋分(しゅうぶん)

9月

二十四節気のうちの一つ。
新暦9月23日頃で、旧暦八月(酉の月)の中気です。

赤い彼岸花
Photo by 写真素材 足成

天球上の太陽の通り道「黄道」と、地球の赤道を天球にまで延ばしてできた線「天の赤道」との交差点は2点あります。
そのうちの1点が春分点、もう1点が秋分点です。
秋分は太陽が秋分点の上に来た日のことです。

この日は昼夜の時間がほぼ等しく、太陽は真東から昇って真西に沈みます。
日の出から日没までが昼で、日没から日の出までが夜です。

春分と秋分が彼岸の中日になったのは、天保暦を採用してからのことです。
それまでは、中日と春分・秋分は必ずしも一致しませんでした。

彼岸の中日に太陽が沈む西の方向は、極楽浄土の位置を示すと考えられ、この日に日没を拝まれたりします。

山かがし秋分の日の草に浮く
松村蒼石
秋分の日の音立てて甲斐の川
廣瀬町子
秋分の正午の日ざし真向にす
菅 裸馬

前の二十四節気は

白露(はくろ)

次の二十四節気は

寒露(かんろ)

2023年4月21日

Posted by 管理人めぶき