西宮神社

1月9日から11日
えびす神は七福神の一つで、財福の神として崇拝されています。

戎さまの顔に松竹梅、稲穂、大鯛、小判にお札
illustration by イラストAC / しゅうぽんたん

十日戎は1月9日の「宵いえびす」から10日の「本えびす」、11日の「残り福」と3日間行われ、えびす神を祀る神社は商売繁盛の祈願をする人々でごった返します。

兵庫県にある西宮神社が、全国の商売繁盛のえびす神社の総本社です。

西宮神社で有名なのが10日の午前6時に福男を選ぶ「開門神事」です。
江戸時代から始まったとされ、本殿に早く到着した一番、二番、三番までが「福男」です。

今宮戎神社

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120109 / yoco**

大阪府の今宮戎神社では、10日に「宝恵駕籠行列」が行なわれます。
元禄時代に現在の形になったもので、紅白の布で飾られた宝恵駕籠に南市の花街の芸妓を乗せ、客の旦那衆や幇間が神社まで参詣していました。
現在は、芸妓のほかに野球選手や芸能人、文楽の人形が乗っています。

参拝した人々は、福娘から笹(孟宗竹の枝)に「吉兆」と呼ばれる縁起物の小宝を授かります。
これを神棚に飾っておき、毎年新しいものに取り替えます。

神社や行事の内容について、姉妹サイトの記事「えべっさん」でもくわしく書いています。

京都ゑびす神社

西宮神社・今宮戎神社と京都ゑびす神社とで「三大えびす」と呼ばれます。

京都ゑびす神社では8日の「招福祭」から始まり、9日の「宵ゑびす祭」、10日の「十日ゑびす大祭(初ゑびす)」、11日の「残り福祭」、12日の「撤福祭」と5日間続きます。

8日・9日に行なわれる「宝恵かご社参」では、東映の女優さんが宝恵駕籠に乗って、太秦の映画村から神社までお参りします。
11日には祇園町と宮川町の舞妓さんが福笹と福餅を授与する、あでやかなお祭りです。

えびす講大売り出し

えびすさまのお祭りは、呉服を売る京都や近江の商人によって江戸にもたらされました。

彼らは江戸を中心にして全国で商いをし、10月20日頃京に戻り、京都ゑびす神社に旅の無事と商売繁盛を報告したのが始まりです。
現在、「えびす講大売り出し」という名で11月過ぎに大売り出しをする地域があります。