二十四節気のうちの一つ。
新暦5月5日か6日頃で、旧暦四月(巳の月)の正節です。

満開の紫色の藤の花
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太陽が黄経45度の点を通過する時を指します。

中国の五経の一つ『礼記』月令には、この日に天子は群臣を率いて南郊に赴いて夏を迎え、諸臣を賞したとあります。

暦の上では、この日から立秋の前日まで夏になります。
しかし実際には、桜前線がやっと北海道に到達する頃です。
感覚的に、入梅前までが春の終わり頃と感じている人が多いそうです。

花が咲き、草木の緑が鮮やかになって、最高気温が30度近い日も出てきます。
ミミズが這い出し、鳴き始める(その正体はケラか、クビキリギス)時期です。

どこか夏めいていて、夏の日射しを感じるようになります。

俳句の季語では「夏来る」「夏に入る」、また立夏の日の朝を「今朝の夏」といいます。

ふるさとの山を盾とす立夏かな
原 裕
夏立ちぬいつもそよげる樹の若葉
日野草城
プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ
石田波郷