セントパトリックスデーとは

3月17日

「アイルランドの使徒」と称される、アイルランドの守護聖人の聖パトリックを記念する日です。

Saint Patrick
Saint Patrick / DonkeyHotey

聖パトリックはどんな人?

聖パトリック(ラテン語でパトリキウス)は、5世紀にイギリスのウェールズ地方で生まれ育ちました。

16歳の時にさらわれて、アイルランドに奴隷として連れて来られました。

脱出に成功してから神学を学び、再びアイルランドに渡ります。

当時ドルイド教に支配されていたアイルランドに、キリスト教を広めました。

ドルイド教を蛇にたとえて、アイルランドに蛇がいないのは聖パトリックのおかげ、という伝承があります。

この言い伝えから、聖パトリックは緑色の入った司祭服を着てその足下に蛇がいる姿で描かれたりします。

セントパトリックスデーはアイルランドのお祭り

セントパトリックスデーは、アイルランドでは祝祭日です。

町の商店が緑色で飾られ、盛大にパレードをして、アイリッシュパブで飲んで歌って踊ります。

パレードはブラスバンドや軍楽隊が率いて、参加する人たちは緑色の衣装や、シャムロックを身につけます。

服だけでなく、緑色のビールを飲み、緑色のものを食べます。

クリスマスをしのぐほどのお祭りで、世界各地からアイルランド系の人たちが帰省します。

セントパトリックスデーの象徴

緑色とシャムロック

アイルランドは緑が多く美しい島ということから、「エメラルドの島」と称されます。

またシャムロックが国花なので、国のシンボルカラーが緑です。

これは、聖パトリックがキリスト教を布教するとき、三つ葉のクローバーに似たシャムロックを用いて「三位一体」の教義を説明したため、シャムロックが聖パトリックのシンボルになったことにちなみます。

レプラコーン

アイルランドの妖精レプラコーン(レプラホーン)もセントパトリックスデーの象徴で、シャムロックの下に隠れているイラストが描かれます。

レプラコーンは働き者の靴職人で、仲間の靴を片方だけ作っています。

うまく捕まえることができた人は、彼らが隠した財宝を見つけることができるといいます。

また、レプラコーンはコインの入った壺を持っていて、人間が油断するといたずらをして、笑いながら逃げていくといわれます。

アメリカでのセントパトリックスデー

シカゴ川の水が緑色に染まる
Photo by Pixabay

最初にセントパトリックスデーのパレードが行なわれたのは、アイルランドではなくアメリカ合衆国です。

1762年3月17日、イギリス軍に帯同していたアイルランド兵たちがニューヨークの町を行進したのがはじめです。

お祭りごとの好きなアメリカでは、アイルランドからの移民が多いニューヨークやシカゴがとくに盛大で、シカゴではシカゴ川が緑色に染められます。

この日は緑色の服を着ていないと、つねられるそうです。

日本でのセントパトリックスデー

日本でのはじめのパレードはいつ?

日本では平成4年(1992年)、アイリッシュ・ネットワーク・ジャパン(INJ)の主催、当時の駐日アイルランド大使の協力によって、東京で「セント・パトリックス・デイ・パレード」が行なわれました。

以降、日本各地でセント・パトリックス・デー・パレードやアイリッシュ・フェスティバルが行なわれるようになり、平成29年(2017年)は京都で初開催されました。

いずれの都市も、パレードと一緒にアイルランドの音楽やダンス、パブでの飲食や雑貨販売など、豊かなアイルランドの伝統や文化にふれられるイベントが行なわれます。

三重県伊勢市では、毎年アイルランド伝統音楽の奉納演奏が行なわれていますが、2018年は3月1日(木)~18日(日)の期間に伊勢神宮の鳥居の緑色のライトアップのみ行なわれます。

各地のイベント一覧

平成30年(2018年)の開催一覧です。

イベントの参加条件はただひとつ。帽子、服、かばん、髪飾りなどなにか緑色のものを身につけて行って下さい。

あとは、自由に踊って食べましょう。