結婚祝いに品物を贈る
結婚祝いに品物を贈ってもいいよね?
結婚祝いとして現金を贈るのが一般的になっていますが、当然品物を贈っても構いません。
相手の好みに合ったものをうまく選んで贈れば、一生ものになる可能性もあります。
何を贈ればいいの?
親しい間柄なら、直接欲しい物をメーカーや販売店名まで具体的に指定してもらうのが確実です。
予算があるなら、それも伝えます。
1人1人が銘々で贈り物を選ぶと、重なってしまうおそれがあります。
グループ連名での贈り物として、自分ではなかなか買えない高額なものを贈るのもいいでしょう。
いつ贈ればいいの?
現金の場合と同じく、婚約が整ってから挙式1週間前までに届くようにします。
デパートや販売店から直接送るのが一般的ですが、持参するなら吉日の午前中から午後2~3時までにします。
くれぐれも、結婚式当日に受付に持ち込んだりしないように。
もしも大型のものなら、前もって目録を届けるか、手紙で贈り物を知らせたうえで、新居に届けます。
贈ってはダメなものってあるの?
包丁やはさみなどの刃物類、陶器やガラス食器などは、「切れる」「割れる」「壊れる」といって避けられてきました。
ハンカチは「別れの涙」を想像するので不可、黒い色の服も喪服を想像させるので不可、などともいわれます。
しかし、どれも本人からのリクエストであれば、まったく問題がありません。
また、食器などをセットで贈る場合、4個とか9個などは「死」「苦」を連想させるので、これも避けられてきました。
奇数の1、3、5、7は割れないので吉。偶数の2は「夫婦茶碗」の「ペア」なので吉。8も末広がりなので吉です。
1ダース(12)や半ダース(6)も偶数ですが、これは気にされません。
本人は気にしなくても、身内に気にする方がいるかもしれないことを想定して、数を考慮するのもマナーのうちのひとつです。
もらって嬉しいものは?
「みんなのウェディング」によると、もらって嬉しかった結婚祝いの品物は
- キッチン用品(高額な鍋など)
- ティーカップ、グラス(高額なグラスなど)
- 現金、商品券(いくらあっても困らない!)
- 家電(空気清浄機、ルンバ、コーヒーメーカーなど)
- 食品(高級食材、ご当地ものなど)
だそうです。
あれば嬉しいけど、なかなか自分では買えないものが喜ばれるようです。
では、もらって困ったものは?
「みんなのウェディング」によると、もらって困った結婚祝いの品物は
- 食器(高くても好みに合わないものはつらい……)
- インテリア類(同上)
- 石けん、タオル類(意外と好みが分かれるもの)
- すでに持っている物(自分で買ってしまった物はとくに……)
- 結婚祝い品らしくない物(好みに合っていても、それとこれとは違うようで)
だそうです。
好みに合いすぎても、合わなさすぎても困るようです。
やはり、直接欲しい物を指定してもらえなければ、現金や商品券にしておく方が無難なようです。