母の日
母の日のはじまり
5月第2日曜日
「母親に感謝をする日」です。
日本だけでなく、アメリカ、デンマーク、ベルギー、フィンランドなどでも「母の日」は同じ日です。
母の日は、明治41(1908)年にアメリカのメソジスト教会の信者のアンナ・ジャービスという女性の働きかけによって、「すべての母親に感謝する」礼拝が行なわれたことからはじまります。
アンナ・ジャービスの母は、南北戦争の頃に「すべての母親を称える特別な日」の制定のために活動していましたが、志半ばの明治38(1905)年になくなってしまいました。
母の遺志を継いだ娘のアンナ・ジャービスの地道な働きかけが実って、明治43(1910)年にウエストヴァージニア州の祝日になり、大正3(1914)年にはウイルソン大統領の提唱により国民の記念日になりました。
母の日のカーネーションは、アンナ・ジャービスが「すべての母親に感謝する」礼拝のときに、母が好きだった白いカーネーションを贈ったことから始まります。
日本の母の日は?
戦前の日本では、3月6日の皇后誕生日(地久節)が母の日でした。
現在の5月第2日曜となったのは、戦後の昭和24(1949)年頃です。
東京都が「母の日大会」を催し、各地のキリスト教会がこの話を広めました。
そして、製菓業界がキャンペーンをしたため、全国に広まりました。
母親が健在な子どもは赤いカーネーションを胸に飾って花束を贈り、母親を亡くした子どもは白いカーネーションを身に付けるようになりましたが、現在は赤に統一されているようです。
母の日のプレゼントの実態
平成28(2016)年にマイボイスコム株式会社が行なったアンケート調査によると、母の日にプレゼントか何かをした人は46.5%でした。
贈ったプレゼントは以下の通りで、ほぼ同じくらいでした。
- カーネーション以外の花・鉢植え・観葉植物
- お菓子
- カーネーション
- 食品(お菓子以外)・飲料
- 衣料品、衣類小物
プレゼント以外の「何か」とは以下の通りです
- 会いに行った
- 一緒に家で食事をした
- 一緒に外食をした
- 電話をした
母の日にもらう側として、欲しい物やして欲しい事は
- 感謝の気持ち
- 外食
- お菓子
- カーネーション以外の花・鉢植え・観葉植物
- カーネーション
- 衣料品、衣類小物
- 一緒に家で食事
- お手伝いや家事
- 一緒に外出・遊びに出かける
このうち「感謝の気持ち」との回答が3割弱、「お菓子」「外食」が各2割弱です。