大雪(たいせつ)
二十四節気のうちの一つ。
新暦12月7日頃で、旧暦十一月(子の月)の正節です。
太陽が黄経255度の点を通過する時を指し、立冬から約30日後です。
晴天で太陽が見られる日が少なくなり、雪の降る日が増えてくる頃です。
山は雪に覆われているので、大雪といいます。
太平洋側では北風が強くなって空気の乾燥する日が増え、火の元には注意が必要になります。
日本海側では雪が降る前に「鰤起こし」「雪起こし」と呼ばれる雷が鳴り、北陸では寒ブリ漁がさかんになります。
この頃から、年末への準備が始まります。
大雪の次の日は「事八日」といって正月の準備を始める「事始め」と、1年の神事や農業に関することを終える「事納め」があります。