夏至(げし)
二十四節気のうちの一つ。
新暦6月21日頃で、旧暦五月(午の月)の中気です。
芒種の15日後で、太陽が黄経90度の点(夏至点)に達した時を指します。
太陽は赤道からもっとも北に離れ、北半球では南中の高度がもっとも高くなります。
一年中で昼がもっとも長く、夜がもっとも短い日です。
江戸時代の暦には、夜明けから日暮れまでの明るい時間帯を昼、暗い時間帯を夜とした場合、昼と夜の割合は2対1くらいに定められていました。
しかし、日の出の時刻が1年でもっとも早くなるのは夏至ではなくその1週間前で、日の入りがもっとも遅くなるのは夏至の1週間後です。
梅雨の真っ盛りの時期で、長雨が続きます。
田植えにもっとも忙しい時期でもあります。
田植えは6月上旬から下旬にかけて行なわれるところが多く、早いところでは5月中旬には始めています。
しょうぶが咲き始め、半夏が生えてきます。
鳶の輪の高さに夏至はきておりぬ
米田耕一郎
夏至の日のゆつくり落ちる砂時計
唐木培水
夏至の日や攻撃長き草野球
横山たかし