雨水(うすい)
二十四節気のうちの一つ。
新暦2月18日か19日頃で、旧暦正月(寅の月)の中気です。
太陽が黄経330度の点を通過する時を指します。
雨水とは、厳しい寒さがゆるんで、今まで降り積もった雪や氷が溶けて水になり、雪ではなく雨が降るようになるという意味です。
わずかながら、平均気温が上がっていきます。
しかし、気圧配置や寒気の南下によっては太平洋側でもまだ降雪を観測する年があります。
この頃は草木の芽も出始めます。
昔は農耕の準備は雨水の日から始めました。
渓川の石走らすも雨水かな
山根和子
桑の瘤芽吹くきざしの雨水かな
芋川幸子
湖の沖静まれる雨水かな
山近由美子