10月
二十四節気のうちの一つ。
新暦10月9日頃で、旧暦九月(戌の月)の正節です。
太陽が黄経195度の点を通過する時を指します。
露が寒気で霜になりそうであるという意味です。
白露の頃と比べて、朝夕にはいくぶん冷気が増しています。
また、台風や秋雨による長雨も終わり、昼は短くなり始め、秋の夜長に虫の声が楽しめる頃です。
もっとも過ごしやすい時季で、北国や高い山では紅葉が始まります。
道傍の竹伐られたる寒露かな
星野麥丘人
汲み置きの水平らかに寒露の日
角川照子
目に映るもの透き通る寒露の日
生田みさ子