入園・入学の祝い
入園・入学祝いをするのは、どこまで?
子どもがこれから新しい集団生活を始める第一歩の、入園・入学をお祝いするしきたりがあります。
儀礼的なものではないので、祖父母・両親のきょうだい・親戚など日頃親しくしている人で祝います。
何を贈ればいいの?
父母双方の祖父母から重複したものが贈られることがないよう、話し合って調整します。
内孫外孫、1人目2人目などで差を付けることのないようにしましょう。
小学生にはランドセルや洋服など身に付けるものや、文房具などが喜ばれるようです。
しかし、学校指定のものがあることが多いので、あらかじめ尋ねておくほうがよいです。
祖父母からは、ランドセルや学習机など値の張るものを贈られることが多いようです。
近頃、ゴールデンウィークやお盆の時期にランドセルがよく売れると聞きます。
帰省したお孫さんのために、おじいちゃんおばあちゃんが買われるのだそうです。
入学の前々年あたりから、工房系ブランドなどをチェックする「ラン活」が活発になっています。
欲しいモデルが決まると、入学の前年の春までには購入する人が多いそうです。
中学・高校生では長く使える革製の定期入れ、腕時計や、電子辞書など。
予算を示して、本人に同行してもらって選ばせるのもいいでしょう。
大学生ではスーツやワンピース、一人暮らしを始めるなら電化製品や生活必需品などが喜ばれます。
高級なレストランに招待するのもよいです。
無難なのは、現金、ギフトカードです。
贈る時期は入園・入学式の1ヶ月前までに。
卒業式と重なった場合は、卒業祝いの方を省略して入学祝いを贈ります。
お返しはどうするの?
ごく内々のことで、親戚同士ならば「お互い様」な部分があるので、形式張ったお返しは必要ありません。
本人から手紙や電話でお礼をさせるようにすると、今後の社会勉強になります。
もしも先方にお子さんがいなかった場合や、どうしてもしたい場合には「内祝」としてお返しをします。
表書きの名前は、新入生本人の名前にします。
いただいた金額の3分の1から半額を目安にした品に、メッセージカードを添えると丁寧になります。
入園・入学式、服装は何を着るの?
制服がない幼稚園や学校に進むお子さんや両親の服装は、地域によってしきたりがある場合がありますので、先輩に尋ねておくのが無難です。
何も決まりがない場合、お子さんの方はその後も冠婚葬祭に着られるようなものにしておくといいでしょう。
両親の方は、お母さんはスーツかワンピース、和装なら一つ紋の色無地。
お父さんのスーツは無地またはシャドウストライプで。
入園・入学祝いの包み
- 祝儀袋
- 水引 紅白の蝶結び
- 熨斗 あり
- 表書き 「御入園(入学)祝」「祝 御入園(入学)」など
- 金額 幼稚園・保育園児、小学生、中学生、高校生は5000円から1万円
大学・短大生は1万円以上
進学祝いの包み
- 祝儀袋
- 水引 紅白の蝶結び
- 熨斗 あり
- 表書き 「御進学御祝」「祝 御進学」など
贈り物や金額は入学祝いと同様です。