処暑(しょしょ)
二十四節気のうちの一つ。
新暦8月24日頃で、旧暦七月(申の月)の中気です。
太陽が黄経150度の点を通過する時を指します。
暑さが処(や)むという意味で、暑さの峠を越え、新涼はもうすぐです。
夜になると、コオロギやアオマツムシなどの鳴き声が聞かれるようになります。
綿の花が咲き、穀物が実り始めます。
二百十日のように、台風の特異日とされます。
俳句の季語では、新涼は初秋に感じる涼しさのことで、たんに「涼しい」というと夏の季語になります。
白帆には別な風吹き処暑の海
勝又木風雨
日は燦と処暑の沖波昂ぶれる
小野美恵子
処暑の暮涙をたらす絵蝋燭
平林恵子