小満(しょうまん)
二十四節気のうちの一つ。
新暦5月21日頃で、旧暦四月(巳の月)の中気です。
立夏から15日目にあたります。
太陽が黄経60度の点を通過する時を指します。
この頃には陽気がさかんで、万物が次第に成長して満足のいく大きさに達するという意味です。
少し動くと汗ばむ時期です。
例年、5月下旬には気温も湿度も上がってきます。
花の終わった草木は実を結び始め、麦の穂が育って収穫時期を迎えます。
旧暦四月は夏の最中ですが、今の時期を「麦秋」といいます。
5月が終わるとあとわずかで梅雨入りで、田植えの準備を始める時期です。
小満の人影ふゆる田に畑に
太田 嗟
山国の日をたっぷりと麦の秋
堀毛美代子